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大聖寺の不動明王坐像(長浜市大門町)

長浜市大門町に指定文化財になっている不動明王坐像があります。

普段は目にすることのない貴重な不動明王の坐像が、2021年10月24日に執り行われた大般若法会に併せて一般公開されていました。

不動明王坐像の高さは135cm、幅108cm、奥行きは63cmとかなりの大きさで、滋賀県では2番目の大きさなのだそうです。

平安時代後期に製作されたとされる不動明王坐像は痛みが目立つようになってきたので、今後数年をかけて修復をされるためしばらく見ることが出来なくなります。

今でも1年に1回しか見る機会のない不動明王坐像が修復のためにしばらく見れないという事で、見逃してはならない!という気持ちになったので子どもと見に行ってきました。

とても大きいと聞いてはいましたが、実際に見た不動明王坐像は思っていた以上に大きく感じ迫力があったので、6歳の子供は怖がってお堂の中になかなか入ってくれませんでした。


ちなみに子供が怖がったという不動明王坐像の画像がこちらです。

写真中央に鎮座しているのが、不動明王です。

大聖寺不動堂の明王坐像

迫力のある怒りの表情が、子どもには刺激が強すぎたみたいです。

大聖寺の不動堂には何があるのかというと、北側に不動明王坐像でその右側には役小角(えんのおづね)と前鬼・後鬼像があります。

不動内にはこれらの像以外に釈迦十六善神図がありました。

西側の不動明王坐像に近い側から
・地天像
・月天像
・毘沙門天像
・風天像
・水天像
・羅刹天像
が描かれています。

不動明王坐像の横の釈迦十六善神図

反対の東側には
・梵天像
・日天像
・尹舎那天像
・帝釈天像
・火天像
・焔魔天像
が描かれていました。

そして文殊、普賢、法涌、常啼の四菩薩と東西に描かれた12神将を合わせて釈迦十六善神図というみたいです。

私は歴史が好きなので仏像を見るのは苦にならないのですが、子どもにとっては「面白くないもの」という感想だったようで不動堂の滞在時間は2,3分という短さです。

もっとゆっくり見学したかったのですが、子連れだと叶わぬ願いでした・・。

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